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皆既月食を観察しよう!2018 [散歩2018]

マイカテゴリーでは"散歩"になっていますが、今回は自宅から月食を観察したお話です。

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皆既月食は当ブログで過去にも紹介したことがあり、これで3回目になります。いちおう今回も月食について簡単におさらいしておきましょう。


<月食とは?>
ご存知の通り、月は太陽からの光を反射して輝いています。これは地球も同じです。
地球が太陽の光を受けると影ができますが、影には薄い部分(半影)と濃い部分(本影)があります。その本影の部分に月が入ることにより、そこが欠けて見えるのが一般に言われる月食です。また、本影に月が全て入ると"皆既月食"になります。

[太陽]-地球-【月】・・・と一直線に並んだ時に月食が起こりますが、地球の公転面に対して月の公転面が5度ほど傾いているため、なかなか月は地球の影に入りません。
地球の公転面と月の公転面が接する付近で満月となった場合に月食を見られる可能性がありますが、そのチャンスはおおむね半年に1回です。月食についての詳細は、国立天文台のサイトなどをご覧いただくと分かりやすいと思いますので、参考にしてみてください。

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1月31日。帰宅して空を見ると、薄雲が掛かってぼんやりと光っている月が見えています。
う~ん。。このままだと月食がはっきり観察できるか微妙・・・でしたが、徐々に雲が取れて晴れてきました。

31_1946jst.jpg
▲31日19時46分(日本標準時。以下同じ)
まだ半影食が始まっていないため、まあるく明るい月です。

国立天文台のサイトによると19時50分ごろから半影食が始まるそうです。30分くらい経ってから見てみると・・・

31_2025jst.jpg
▲20時25分
ただいま半影食の真っ只中。本影に近い月の左下側が、より暗くなっているのが分かるでしょうか。

半影食は肉眼だとほとんど分かりませんが、こうしてカメラでシャッタースピードを調節すると観察できます。


それから約30分後、部分食が始まりました。ここからは肉眼でも欠けているのがはっきりと分かりますよ~♪

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▲20時57分
部分食が始まって7分後の様子です。

更に20分後―――――

31_2118jst.jpg
▲21時18分
部分食スタートからちょうど30分。だいぶ欠けてきましたね。

皆既食へ向けて、月がどんどん細くなって行きます。

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▲21時37分
皆既食まであと14分。暗いので三脚必須だわ。。

だいぶ欠けて来たので、シャッタースピードを変えて影になっている部分を写してみました。

31_2145jst.jpg
▲21時45分
皆既食スタートまであと6分。

本影に入った部分がやや赤っぽくみえています。欠けた部分の判別は肉眼では難しいので、半影食と同様にカメラならではの観察方法と言えそうです。

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部分食が始まって約1時間、21時51分に皆既食が始まりました!

31_2152jst.jpg
▲21時52分
皆既食に入りました。

暗いので、シャッタースピードを遅くしてISO感度を変えます。

31_2218jst.jpg
▲22時18分
おおっ! 赤銅色の月だ・・・!

今回は、ここから77分間に渡って皆既食が続きます。そして皆既食スタートから39分後に、月が最も深く本影に入る"食の最大"を迎えました。

31_2234jst.jpg
▲22時34分
食の最大から3分ほど過ぎた時の様子。
普段なら満月の明るさで隠されてしまうであろう星が見えています(矢印)


本影の中に完全に入っても月は全く見えなくなるわけではなく、ご覧のように赤っぽく見えます。

なぜ赤くなるのかというと、地球には大気があるからです。
太陽でできた地球の影の中には大気で屈折した光が少し回り込みますが、波長の短い青い光は大気中で散乱しやすく、代わりに散乱しづらい波長の長い赤い光が多く届きます。
夕日や朝日が赤~オレンジ色っぽく見えるのと同じ原理です。その赤い光が皆既中の月面を照らすため、赤っぽく見えるのです。

朝焼けや夕焼けの色が日によって違うのと同様に、皆既中の月の色も地球の大気中に含まれるチリの多少によって月食の度に変わります。この色について、フランスの天文学者ダンジョンが考えた"ダンジョンの尺度"という色の目安があります。

【ダンジョンの尺度】
0: 非常に暗い食。影の中心部はほぼ見えない。
1: 灰色か褐色の暗い食。月の細部は判りづらい。
2: 赤または赤錆色の暗い食。影の中心は非常に暗く、周辺部は明るい。
3: 赤いレンガ色の食。影の縁は明るいグレーか黄色。
4: オレンジ色の非常に明るい食。影の縁は青みがかって非常に明るい。


このように5段階ありますが、今回の皆既中の月の色は"尺度2"といった感じでしょうか。

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そして食の最大から38分後、23時08分に皆既食が終わります。

31_2308jst.jpg
▲23時08分
まもなく皆既食が終わります。。

31_2309jst.jpg
▲23時09分
皆既食が終わりました!

ここからは、どんどん月が光を取り戻していきます。

31_2324jst.jpg

31_2347jst.jpg
▲23時24分(上)、23時47分(下)
20分ちょいで、影から月が抜け出してきているのが分かりますね!

そして、日付が変わって0時11分に部分食が終了。しかしここへ来て雲が出てきてしまった。

01_0012jst.jpg
▲2月1日0時12分
あらら・・・ぼんやり霞んでしまいましたね。。

このあと1時10分に半影食が終わりますが・・・ご覧のような空模様になった&皆既月食が見れておおむね満足したので観察は終了。部屋に戻って寝ました。

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半影食の始まりから約4時間、東京ではご覧のように比較的良い状態で観察することができましたが、みなさんの所ではいかがでしたか?

次に日本で皆既月食が見られるのは、今年の7月28日(土)です。ただし月は皆既食になる前か、皆既食のまま沈むとのこと。今回のように部分食のはじめから終わりまでが見られる皆既月食は、2022年11月8日(火)に起こるそうです。


おわり
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