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103系DDM車に乗る [うたにClassics]

うたにが出かけた過去の旅について綴る『うたにClassics』。
今回は旅ではなくて、かつてJR京葉線を走っていた103系のDDM試験車両に乗りに行った時の話です。

☆-☆-☆-☆-☆

DDMとは、ダイレクト・ドライブ・モーターのこと。
簡単に言うと、扇風機や換気扇のモーターが羽を直接回しているように、電車のモーターが車軸を駆動する際に、減速歯車などを使わず直接回してしまおう・・・というものです。

DDMは、次世代通勤電車の試験車両であるE993系"ACトレイン"でテストされていました。

tce992_1.jpg
▲試運転中のE993系"ACトレイン"
クハE992-1~の5連です。なお、ACトレインの"AC"は、"Advanced Commuter"のことだそうな。

me992_1_me993_1.jpg
▲モハE992-1(左)とモハE993-1(右)
DDMの他、連接構造や外吊り扉など、JRの通勤車両としては見た目にも珍しいものがいっぱい。

DDMについては、E993系での試験から更に一歩進めて通常の編成に改造を施した車両を組み込み、営業運転でテストすることとなりました。

~・~・~・~・~

2003年5月のある日。JR東京駅京葉線ホームにやって来ました。

乗ろうとしているDDM改造車は"モハ103-502"という103系の中間電動車で、京葉電車区(ケヨ)の304編成に組み込まれています。しばらく電車ウォッチングして遊んでいると、編成札"304"を掲げたスカイブルーの103系電車が入って来ました。

モハ103-502は4号車(東京方から1号車~の順)に組み込まれていたので、そこに乗りました。

keyo304.jpg
▲ケヨ304編成(蘇我で撮影)
こうして見ると、フツーの103系電車。でも、1両だけDDM改造車が挿入されています。


やがて発車時刻となり、ドアが閉まりました。快速の蘇我行きが発車です。
ブレーキ緩解後、「キィィ~~~~~ン・・・」というVVVFインバータの音を発しながら加速していきます。前後を抵抗制御の電動車で挟まれているので、若干押し引きされている感じがありますが、おおむね加速は滑らかです。

ある程度速度が上がり、惰行運転になりました。
本当は減速歯車がないため静かなはず・・・なのですが、地下区間ということもあってか、隣のモハ103-564がうるさくてよく分かりません(>_<)!


新東京トンネルを抜けて地上に出た京葉線は、新木場付近から東京湾を右手に見ながら高架を走ります。
音は、やはり従来のM車(電動車)に比べると静かです。速度は大体80km/hくらいだと思うのですが、惰行中はT車(付随車)と変わらない感じ。でも、やっぱり隣のM車が爆音を出しているため、いまひとつ静かさを実感できなかったというのが正直な感想です。

☆★☆★☆

終点の蘇我まで来ました。
お客さんが降りた後で車内を観察してみましたが、どこにもDDM改造が施されていることを示すものはありません。なので、外から観察してみますか。

m103_502.jpg
▲モハ103-502
パッと見、フツーの103系中間電動車。

ですが・・・

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▲床下にはVVVFインバータ装置が!

m103_502vvvf2.jpg
▲矢印部分をアップで
東芝製IGBT-VVVFインバータ。改造は、大宮工場で行われたらしいです。

ちなみに通常のモハ103の床下は、↓こんな感じになっています。

m103_152.jpg
▲モハ103-152(参考)
車両中央付近の床下にあるデカい箱は、主抵抗器箱です。

武蔵野線とかで電車待ちしている時に対岸へ103系が入ってくると、この主抵抗器ブロアからの暖かい風が吹いてきたっけ~。冬はいいんだけど、夏は熱風地獄だったが。。

あと、通常103系の電動車は2両で1ユニットという具合にペアを組んで挿入されているのですが、DDM試験車は他の電動車とはペアを組まずに単独で挿入されているようでした。


・・・で、DDMということで、台車が特徴的なものになっています。

m103_502mt.jpg
▲モハ103-502(DDM)台車
元の台車を流用したため、コイルばねにダイレクト・ドライブという珍しい構成になってます。

なお、通常の103系の電動台車は、↓こんな感じです。

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▲モハ102-475台車(参考)
上のダイレクト・ドライブ方式の台車と比べてみると、違いが分かりますね。

更に台車を斜めから見ると・・・

m103_502mt2.jpg
▲モハ103-502(DDM)台車拡大
放熱器のようなもの(矢印)が見えますが、ここにモーターが収められているようです。

こんな感じで、DDM試験車を興味深く観察したのでした。

~・~・~・~・~

これからおよそ半年後の2003年12月、長期試験を終えたケヨ304編成は大宮工場へ送られ、解体されました。

その後、これらの試験結果をふまえてE331系の量産先行車が登場しましたが・・・
信頼性が低いのか運用離脱を繰り返し、たまに走っても土休日だけ。現在は全く運転されておらず、完全に戦力外という状態です。

新機軸を詰め込み過ぎたのが敗因でしょうか。。E331系は、もう一般運用に入らずこのまま廃車だという説が濃厚ですが、果たしてどうなるか。今後の処遇が気になるところです。


おわり
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東武のつりかけ車5050系に乗る [うたにClassics]

うたにが出かけた過去の旅について綴る『うたにClassics』。
今回は、かつて東武線を走っていた5050系という車両に乗りに行った時の話です。

☆-☆-☆-☆-☆

旧性能車であるつりかけ車が、比較的最近まで走っていた東武鉄道。5050系も、そのうちのひとつです。

2006年1月現在、5050系は南栗橋車両管理区の館林と新栃木それぞれの出張所に所属していて、群馬・栃木の路線を中心に走っていました。
で、今回伊勢崎線を中心とした館林エリアと日光線を中心とした新栃木エリアのどちらに行こうか悩んだのですが、『(東武)宇都宮線に行けば乗れんじゃね?』・・・という漠然とした理由で栃木に向かうことにしました。

~・~・~・~・~

2006年1月のある日。JR宇都宮線(東北本線)で栗橋へやって来ました。
既に東武線とJR線を結ぶ連絡線は完成していて、『春になれば、ここをスペーシアが走るのかぁ』・・・なんてことを考えながら改札口へ。

東武線のホームに来ました。
時刻表を見ると、なんと日中帯は1時間に2本しか電車が来ないようで、次の電車は約30分後!
しばらくして快速列車が通過して行きました。ひょっとして、久喜で降りて東武動物公園を経由して向かった方が良かったかしら?


北風が吹く中ホームで待ち、やってきた800系+850系(8000系改造車)の新栃木行きに乗りました。
東武宇都宮行きの列車は、ほとんどが栃木始発となっているので、終点1つ前の栃木で下車して待ちます。

栃木駅は高架になっていて、JR両毛線への乗換駅でもあります。
やがて「まもなく当駅止まりの電車がまいります」と放送が流れ、白地にブルーラインの電車が「ガラガラ・・・ゴロゴロ・・・」と、重たそうな音を立てて入って来ました。

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▲5050系登場!
5155F、クハ5155~の4連。見た目は↓8000系と、ほぼ同じかな。

8112f.jpg
▲(参考)8000系 8112F
いわゆる"東武顔"ってやつですね。

1番線に停車した5155F。うちが居る2番線からは電車の床下もよく見えるので、ちょいとその辺を観察してみました。

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▲モハ5255の台車
ちょっと見づらいけれど、住友金属工業製のFS10という形式です。
なかなかワイルドな乗り心地が楽しめ(?)ます。

tc5155_d3fr.jpg
▲お!D-3-FRコンプレッサ(矢印)だ!
独特な音がする電動空気圧縮機。クハ5155に2つ搭載されています。

ちなみにどんな音かというと、↓こんな感じです。


D-3-FR電動空気圧縮機(クハ5155)

形式:MP3(bitrate=64kbit/sec, sample rate=22.05kHz mode=Mono)
55秒, 約448kB

D-3-FRは一部の東武8000系にも付いていて、小さい頃からこの音をよく聞いてたっけ。懐かしいな。。

☆★☆★☆

5155Fはお客さんが降車後一旦引き上げ線に入り、折り返して2番線に入って来ました。
5050系は4ドアの車両ですが、冬季は寒いので長時間停車する場合は中2つの扉が締め切られます。なので、開いているドア付近は誰もいません。うちはそんなモハ5255の下り方車端部に座って発車を待ちます。

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▲モハ5255車内の様子(東武宇都宮にて撮影)
床に点検蓋(矢印)があったりといった細かな違いがありますが、おおよそ↓8000系と同じ感じですね。

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▲(参考)8000系 モハ8564車内の様子


出発時刻が近づき、一旦ホーム側の扉が全て開きました。そして車掌さんの笛の合図でドアが閉まり、発車です。

ドコッ!っという衝撃の後、「ムゥゥオォォォ~~~ン・・・」と、電車はつりかけ独特の音を立てながらゆっくり加速していきます。
やがて惰行となり、しばらく走った後ブレーキが掛かって新栃木駅に到着。ドアが開くと共に隣のクハ5155の床下から、D-3-FRの音が聞こえてきました。その後、ドアが閉まり、発車・・・を繰り返して、電車は東武宇都宮を目指します。

この時の走行では、最長で1分半程度の力行が2回。
最高速度は85km/hくらいでしたが、さすがにこれだけ出すと、揺れる!跳ねる!! イスの上で、乗客は皆ボヨンボヨンなってました(^ ^ )

~・~・~・~・~

栃木から約40分で、終点の東武宇都宮に到着しました。ちょいと見たいものがあったので、早速それをチェックしてみよっと。

5050系は7800系からの改造車なのですが、妻面にある銘板から車歴を垣間見ることができます。

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▲モハ5255銘板
改造年と担当会社(昭和57年=1982年・アルナ工機)が記されています。

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▲モハ5255銘板(その2)
旧車号と製造年・製造会社(昭和33年=1958年・ナニワ工機)が記されています。
ちなみにナニワ工機は、アルナ工機(現アルナ車両)の昔の社名です。

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▲クハ5155銘板
サハ827から改造されたことが分かります。
ちなみにサハ827は、クハ827を中間車化したものらしいです。

7820系時代の写真は持っていないのですが、7800系や7300系は東上線でもよく走っていたなぁ。
床が木張りで、やや薄暗い車内。4ドアだけど、片開きのドア。うちが小さい頃はセイジクリーム一色にこげ茶の屋根だから、みんなから"カステラ電車"なんて呼ばれてたっけ。ああ、懐かしい。。

~・~・~・~・~

ここで一旦改札を出て昼ごはん。宮園庵という立ち食いそば屋があったので、そこに入りました。

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▲たぬきそば(330円)
味は至ってフツー。でも、体が温まった~(^ ^ )♪


昼食を済ませて戻ると、ちょうど5155Fが出発して行くところ。
今日は他にも5050系が運用に入っていますので、帰りは別の編成に乗ることにしましょう。うなりを上げて遠ざかっていく5155Fを、ホームから見送りました。

しばらくホームで待っていると、5050系電車が入って来ました。

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▲5157F
帰りはこれに乗って行くことにします。

行きとほぼ同じ場所である、モハ5257のモハ5357寄りの車端部に乗車しました。
やがてドアが閉まり、発車。「ゴロゴロ・・・ンォォオォ~~~・・・」とつりかけ音を立てながら加速していきます。

音は5155Fよりも控えめな感じで、速度は最高で80km/hくらい。
ゆさゆさ揺れながら黒川橋梁を渡って行くのは、ちょこっとスリルがありました。

☆★☆★☆

その後、電車は栃木に到着。
お客さんを降ろした5157Fは、折り返しのため引き上げ線へ。それを見送ってわたしも帰途に着きました。

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▲夕日を受けて・・・
栃木駅の引き上げ線に停車中の5157F。

~・~・~・~・~

この日に乗った5155Fと5157Fは、約10ヵ月後の2006年11月に廃車されました。
今こうして振り返ると、もうちょっとあれこれ記録しておけば良かったかな・・・なんて思ったりしますが、当時はこれで『つりかけ5050系を堪能できて満足!』だったわけなので、よしとしましょう。


★おまけ
帰りは 『両毛線の第1思川橋梁を、架け替え前に列車で渡ろう!』 ということでJR線に乗り換えたのですが、そのついでにそば屋さんに寄りました。

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▲かけそば(250円)
JR栃木駅"きそば"にて。この日2回目の立ち食いそば(^ ^ )♪
真冬の北関東。駅で食べられる温かいそばは、とてもありがたかった。


おわり
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さらば! 川越車両センター第52編成 [うたにClassics]

うたにが出かけた過去の旅について綴る『うたにClassics』。
今回は、かなり鉄分濃い目(というか、いつもその傾向はあるが)。"旅"ではなく、電車が回送される様子を見て来た時の話です。

☆-☆-☆-☆-☆

みなさんの中で、自家用車をお持ちの方もたくさんおられることでしょう。
買い替えなど、様々な理由で不要になった車は、廃車すると思います。(持っていても税金が課せられますし。。)
鉄道車両も似たようなもので、不要になれば廃車されます。廃車後は他の鉄道会社に譲渡されるものもあれば、保存されるもの、あるいは解体されるものなど様々です。

当時(2005年)、JR東日本では山手線にE231系という新型車両を投入することで捻出される"もと山手線"の車両(205系)を改造して転配し、各地に残っていた古い車両(主に103系)を淘汰する計画が進められており、私が好きだった八高・川越線の103系電車も、その計画に基づいて置き換えられることになっていました。

~・~・~・~・~

2005年5月のある日。八高・川越線用103系電車のうちの1本が、役目を終えて廃車されることになりました。
今回は、この車両が所属する川越車両センターから、大宮総合車両センターまで運転されます。(当時は今の鉄道博物館がある辺りで車両の解体がおこなわれていました)

川越車両センターは、川越線の南古谷(みなみふるや)の東側にあります。回送列車はここを出発して一度埼京線の線路を通って新宿へ行き、そこから折り返して湘南新宿ラインと同じルートで大宮へ行きます。
よって、上記の路線のどこかにいればその様子を見れるわけですが、とりあえず私は赤羽の一つ隣(池袋方)、十条へ行ってみました。


埼京線に乗って、十条に到着。時間があるので改札を出て商店街をちょいとぶらぶらした後、駅へ戻って来ました。下りホームにはカメラ持った人が何人か居たので、私は誰も居ない上りホームへ。。
とりあえず埼京線の電車で試し撮りして遊んでいたら、駅のすぐ隣にある踏切にいたおばちゃんに話しかけられました。

(おばちゃん) 「今日は何か走るのかい?」
(私)「川越線で不要になった電車が回送されるんです」

(おばちゃん)「なんだ~。あたしゃSLでも走るのかと思ったよ!」
(私)「いや~・・・もしそうだったら、すごいでしょうね~(^^;)」

それから少しして踏切が鳴り、列車がやって来ました。
そして、「なんだ~」と言いつつ、さっきのおばちゃんも何が来るのかを見ています。

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▲列車接近!(回8566M)
保安装置の関係で、先頭は事業用車のクモヤ143になっています。

やっぱり「な~んだ」と思ったようで、さっきのおばちゃんが立ち去る(^^;)

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▲後ろにはウグイス色の103系4連がつながっています
川越車両センターの第52編成でした。

十条は通過禁止駅(駅の両脇にある踏切を閉じるタイミングが、列車が駅に停止することを前提に設定されているため)なので、回送列車も一旦停止してから発車して行きました。


ちなみにこのウグイス色の103系電車、見た目はかつて山手線や埼京線を走っていたものと良く似ていますが、"生い立ち"は全く異なっています。
なんと、この車両のルーツは"モハ72・クハ79"という50年近く前に製造された旧型車両なのです。それが、車体の載せ替えや足回りの新性能化という2度の大改造を経て今まで使われて来たのでした。

~・~・~・~・~

回送列車は前述の通り、一度新宿へ行ってから大宮へ向かうので、そのどこかで走っているのをもう1回見ることができます。私は後続の電車で、池袋へ行きました。

湘南新宿ラインの北行が1本行った後、少ししてから 『3番線は回送列車です。ご乗車になれません』・・・とアナウンスが入り、先ほどのウグイス色の電車がやって来ました。

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▲最後の力走!(回8577M)
今度は、クモハ102-3002が先頭です。この車両が営業線上を走る姿も、これで見納め。

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▲そして通り過ぎていった。。
最後の目的地へ向けて、二度と戻らぬ鉄路を行く。

私も後続の湘南新宿ラインに乗って、大宮へ向かいました。

~・~・~・~・~

大宮では一番西側のホームの隣の線路に先ほどの列車が到着しており、既にパンタグラフは下げられていました。

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▲大宮に到着
"終着駅"に着いた回送列車。もうお客さんを乗せて走ることはありません。
(青色のクモヤ143は今回の伴走役なので、廃車ではありません)

しばらくすると、ディーゼル機関車(DE11 1031)が南方から近付いて来ました。
係員が旗を片手に合図しながら機関車はクモヤ143に近づきます。そして手前で一旦停止後、少し動いた所で「ガチャン!」と音がして連結されました。

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▲ただいま連結作業中

そして、色々と線をつないで連結完了。

de11_1031_2.jpg
▲連結作業完了

しばらくすると「ポッ!」と汽笛が鳴り、列車はDE11に押されて動き始めました。その状態で一旦北側に行ってポイントが切り換えられた後、DE11が先頭となって、更にずっと西側の線路をゆっくりと通過して行きました。

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▲さらば・・・
ゆっくりと大宮運転区へ運ばれて行きました。

DE11に牽引されて行くウグイス色の103系電車は、何か魂が抜けてしまったような・・・そんな風にも見えました。

~・~・~・~・~

『自分が気に入っていた車両が廃車されて解体へ』 というのは、やっぱり寂しいもの。この日、最後の走りをしっかり見届けるために来たつもりだったのですが、"何とも言えない後味の悪さ"が残ったことを覚えています。
いわゆる"廃車回送"を見に行ったのは、この時が初めてでしたが・・・私は、もう見に行くことは無いでしょう。

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▲現役だった頃の川越車両センター第52編成
2004年2月撮影。やっぱり電車は、お客さんを乗せて走っている姿が一番だ。


"さらば! 川越車両センター第52編成" おわり

☆★☆★☆

今年も残すところあと1週間。年内の更新は、これが最後となります。"うたにのあしあと"をご覧いただき、ありがとうございました。

ちょっと早いですが、みなさま、よい年をお迎えください!
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小湊鉄道駅めぐり2006 ~最終回 [うたにClassics]

2006年に出かけてきた、小湊鉄道駅めぐりのお話。昼食を済ませて旅を進めます。

☆-☆-☆-☆-☆

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養老渓谷から第32列車の五井行きに乗って里見へやって来ました。

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▲里見駅
ここもかつては交換可能な駅だったようです。
現在使われているのは、一番右側の線路と駅舎のあるホームだけです。

現在の小湊鉄道では、上総牛久より南には列車を1本しか入れない"スタフ閉塞"という方式が使われています。
このため、上総牛久~上総中野では列車の交換はおこなわれていませんが、いくつかの駅にはこうした旧ホームが線路と共にあって、かつての面影を残しています。

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▲旧ホーム

ここは他の駅と違って"花壇化"していませんし、ホーム上の駅名標も健在。
現用ホームとの間には構内踏切の跡も残っていて、眺めていると何か今にも(旧ホームに)列車が入線して来そうな感じを受けます。

続いて駅舎の様子を見てみました。

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▲駅舎と待合室の様子

里見駅が無人になったのは2002年頃とのこと。駅舎には傷みがやや目立つものの、事務室内には机や椅子などがそのまま残されていました。

☆★☆★☆

駅から出てみると、すぐそばを県道81号線が通っています。
高滝の駅前にもこの県道が通っているのですが、やはりここも歩いている人は皆無。みんな移動手段は車なんだろうな。。

あ、そうそう! 駅前にはきれいな花が咲いていたので、それを撮って遊びました。

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▲チューリップと菜の花
この他にもタンポポも咲いていて、黄色い花がいっぱいでした。

ホームのプランターにも花が植えてありましたが、たぶん近所の方が世話をしているのでしょう。やはり駅に花があるというのはいいものです。

駅周辺をちょいと散策した後、すっかり葉桜になった桜の木のそばから養老渓谷行きを撮り、その列車に乗り込みました。

☆★☆★☆

これから夕方にかけて下校時間となるので、列車は2両編成。
でもまだ時間が早いので、私が乗った車両には他に乗客はおらず。ということで、ちょいと車内を撮ってみました。

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▲車内の様子(キハ205)
こんな感じのロングシートになっています。

それと・・・

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▲車端部には手ブレーキもあります
車のハンドルみたいなのがそれです。

ちなみに矢印のプレートには、『手ブレーキに手をふれないで下さい』と書いてありました。今ではこういうブレーキが付いている車両は、珍しくなりましたね。

~・~・~・~・~

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里見から10分ちょいの乗車時間で、本日最後の訪問駅となる上総大久保に到着しました。乗ってきた列車を見送ります。

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▲養老渓谷行き(27)
キハ205+201(→養老渓谷)の2連。
線路脇には黄色やピンクの花が咲いていてきれい!

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▲上総大久保駅
1面1線で、ホームと待合室があるだけの小さな駅です。

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▲ホームからの眺め

上総大久保は、線路上り左側は田んぼが広がっていますが、その他は周りを山林で囲まれています。
ちょうど小学校の下校時刻ということで、駅前に地域パトロールの方が車を止めて警戒中でした。最近は物騒な事件も多いですからね。。

やがて養老渓谷から折り返してきた第38列車には、私の他に小学生が3人乗り、月崎で迎えに来ていた親たちの元へ元気に帰っていきました。
そして私もこの列車で終点の五井まで乗り、JR内房線に乗り換えて帰りました。

~・~・~・~・~

小湊鉄道駅めぐりの旅。上総牛久以南のいくつかの駅を見て来ましたが、超シンプルな駅から交換設備が稼動していた頃を想像させる駅まで、個性豊かで面白かったです。
すっかり小湊鉄道にハマってしまった私は、このあと何度か出かけて全ての駅を回ってきたのですが・・・その話は、またいつか紹介できたらと思っています。

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おわり
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小湊鉄道駅めぐり2006 ~養老渓谷編 [うたにClassics]

2006年に出かけてきた、小湊鉄道駅めぐりの第3話目。
"養老渓谷編"とは言っても、滝を見に行ったりハイキングコースを散策するわけではないので、そういう期待はしないようお願いします(^^;)

☆-☆-☆-☆-☆

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▲現在地はここ!

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▲第21列車、終点の養老渓谷に到着
踏切を渡り、駅の反対側から撮ってみました。

本来ならこの列車は、隣駅の上総中野まで行く列車です。
しかし、1週間ほど前に大雨で養老渓谷~上総中野にある川俣川橋梁付近の築堤が崩れたため同区間は不通となり、上総中野行きは養老渓谷で折り返し運転となっていました。(およそ2ヵ月後に復旧しました)

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▲復旧を待つ鉄路
駅のすぐ下り方にある、"学校下踏切"から上総中野方を見た様子です。

列車が通らなくなってからおよそ1週間。早くもレールの踏面に、うっすらと茶色の錆が浮かんでいました。

この日は養老渓谷~上総中野で代替輸送(たぶんバスかタクシー)がおこなわれていましたが、それを利用する人はほとんど居なかったようです。
小湊鉄道・いすみ鉄道双方の活性化を狙って、相互乗り入れをしたらどうか・・・なんていう話も一部であったらしい(単なる噂かも知れない)のですが、この日の様子を見る限りではちょっと厳しいかな。。

☆★☆★☆

ところで、沿線のソメイヨシノは完全に葉桜となっていましたが、ここ養老渓谷では八重桜などがまだ咲いていました。

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▲桜
あきらめていた桜の花が見れてうれしい♪

線路脇にも咲いていたので、それを入れて停車中の気動車を撮ってみました。

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▲八重桜の咲く養老渓谷で、キハ212が折り返し待ち中
例によって、ちょっと無理やりな感じがしなくもない。。(^^;)

そして近くの田んぼには水が入って、田植えの準備が整いつつあるようでした。

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▲田んぼ
ここも菜の花がちょいと咲いていました。

~・~・~・~・~

さて、時刻は13時半を回りました。お腹が減ったので、散策を終了して昼食にしましょう。今回寄ったのは、こちら。

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▲あさひ屋
食堂兼土産店です。養老渓谷の駅前にあります。

店内にはテーブル席と座敷席がありますが、私は足を伸ばして休みたいので、座敷席へ。

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▲まずはこちらを・・・
駅めぐり前半を終了し、一杯♪

続いて、注文したそばが出てきました。

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▲山菜そば(800円)
季節によって、山菜の内容が若干変わります。味は・・・普通かな。

いつだか来た時にこの店が休みで、昼食が"あんぱん&かまぼこ"になったことがあったっけ(笑)
この時は「味は普通」などと偉そうなことを言っていたけれど、今になって思えば座敷で食事ができるというのは、実にありがたいことだ。。


最終回へつづく
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